半分の月がのぼる空

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橋本紡の原作で、不治の病に侵された少女とその病院に入院した少年との純愛物語である。

映画のストーリーでは、少女は重い先天性の心疾患で、これまでに二度心臓の手術を受けている。最近症状が悪化し、再手術を受けなくては成らないという設定だ。しかも、少女の父親も同じ病気で手術中に命を落としており、さらに主治医であった心臓外科医(大泉 洋)も妻を同じ病気で亡くしている。そのため、心臓外科医は既にメスを置いていて、少女の手術を自ら行おうとはしない。
少女は父親の死と手術を断られた事で、生きる希望を失って入院生活をしている。其処に、肝炎で入院して来た少年と知り合い、次第に生きる希望・喜びを見いだし、「生きたい」と願うようになる。その気持ちは、主治医にも伝わり、主治医もついに手術を決意する。
と、そんなストーリーだ。

柄にも無く、何故こんな純愛映画を見たかと言うと、恥ずかしながら医療監修をしていたからだ。もちろん、映画の中に具体的な病名等は出てこないのだが、よりリアルさを求めるため、具体的な病名とその経過をでっち上げる事が要求された。
少女の「心臓に穴があいている」等の台詞やワーファリン服用のため「血が止まりにくい」に反映されているのかな?

この物語の脇役で重要なのが看護師であるが、以前、当院の看護師をしていたY氏が演技指導を行った(最近ではBeckでも演技指導もやっている)。Y氏の紹介でこの仕事が舞い込んで来た訳だ。
看護師役の濱田マリが現役時代の彼にそっくりで、つい笑ってしまった。

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